11月2日に地域おこし協力隊連携ツアー・山形県歴史・文化の旅「最上川舟運で栄えた町 大江町(青苧)・中山町(紅花)」を開催しました。
8時30分に新庄駅東口に集合。受付を済ませてバスに乗車します。割り当てされた後方の席に座ると、顔なじみの方々の姿も。すでにこの連携ツアーに何度もご参加いただいており、ありがとうございます。この後、まち歩きなのでやんで欲しいなぁ…と思うのですが。バスは東北中央道を経由して左沢駅前に到着。ここで地元のガイドさんと合流しました。
予定より早く着いたので、駅構内にある大江町交流ステーションを見学。ここでは獅子踊りや山車など地域のお祭りを紹介されています。
10:01到着の列車でやって来られた参加者おふたりと合流。バスに乗車して町民ふれあい会館へ。ここで降りてまち歩きを始めました。
最上氏が改易になった後、左沢は酒井直次が治める左沢藩となりましたが、若くして亡くなってしまいました。庄内藩主酒井忠勝が亡くなると、その子・忠恒が庄内の松山に分家して松山藩を起こしました。その際に左沢藩は松山藩領に含まれることになります。
松山藩は左沢に代官所(陣屋)を構え、役人を派遣して治めました。
原町通りにある会津屋清野家は、近世に造り酒屋を営まれていたとのこと。店蔵は江戸時代、新蔵や主屋は明治時代の建築です。外で説明いただいた後、今回は特別に…ということで玄関から中へ入れていただきました。
ご当主から見せていただいたのは、左はご当主が作成された兜、右はお嫁入の際に持参された女性用の火事装束です。
またひな祭りの際だけ開放されている蔵を見せていただきました。
称念寺の境内には、五月雨を集めて涼し最上川と刻まれた石碑・芭蕉墓があります。
最上橋から三連アーチ橋の旧最上橋と日本一公園(左沢楯山城史跡公園)を眺めました。
七軒地区で青苧などを扱ってた問屋・旧斎藤半助家を移築した大江町立歴史民俗資料館で昼食。「青苧復活夢見隊」の皆さんが提供される青苧御膳をいただきました。
からみ餅ときな粉餅、青苧の葉のペーストを練り込んだ「真麻うどん」、干した蕨の煮物、青苧のペーストのタルタルソースがかかったフライ等いただきました。
中山町にある1700年代後半に建てられた旧柏倉家住宅を見学しました。