昨年12月13日、庄内町清川まちづくりセンターにおいて「清川歴史公園管理運営委員会 展示品・企画展部会」が開催され、令和6年度は「清川街道~城下町鶴岡と最上川舟運を繋ぐ~」をテーマとして史料の展示を行うことに決まりました。なお3月1日から「清川関所のひなまつり」を開催する為、企画展示全体の史料は4月9日から公開されます。
河川水運と陸上交通の交差点だった清川。内陸から最上川舟運で運ばれた荷物の一部は清川で荷揚げした後、『清川街道』を通って城下町鶴岡へ運ばれました。また参勤交代の際には藩主が大勢のお供を従えて、江戸と往復する際に通りました。清川街道沿いには狩川や藤島があり、赤川や藤島川、京田川には渡し場があったと言われています。
今回は、徳川幕府か領内絵図提出を命令された際に庄内藩が作成した鶴岡市指定文化財・致道博物館所蔵「正保庄内絵図(しょうほうしょうないえず)」を複製パネルを展示。江戸時代の人々が描いた鳥海山や月山、羽黒山、最上川などじっくりご覧ください。城下町鶴岡から清川に至る清川街道のルートを拡大して紹介します。街道を「●」で挟んだ一里塚の印を探してみてください。
現在のパスポートのように、諸国を旅する人が必ず携帯する必要があった身分証明書「往来手形(庄内町立図書館所蔵 佐藤清三郎家文書)」の複製を展示します。
この手形は伊勢参りに行く際、檀家のお寺さんから発行されたものだそうです。
清川歴史公園 清川関所
電話:0234-25-5885