2024年2月9日(金)から3月31日(日)まで酒田市松山地域の松山文化伝承館さんにて開催されている企画展「雅やかなるおひなさま―木目込・御殿鞠・源氏物語とともに」を見学しました。外はまだ寒い日が続きますが、館内のひな人形を愛でて一足早く春の訪れを感じませんか。

御殿毬

受付で入館料(400円)を支払って中へ。企画展示室に入る前に鑑賞したのが「御殿毬(ごてんまり)」です。

松山文化伝承館

江戸時代に庄内藩の奥女中たちが手毬を作ったことが由来と言われる御殿毬。見事な刺繍で遊び道具から装飾品・芸術品へと進化しています。

松山文化伝承館

羽を広げた孔雀を描いた蹴鞠が特に私は印象的でした。

松森家のおひなさま

松山藩二万五千石の付家老・松森胤保の「松森家」に伝わるおひなさまは今回初公開。

松山文化伝承館

箪笥や鏡台、火鉢の他に足付碁板があって、おやっと思いました。

もしかして胤保公は囲碁が好きだったのかな?と連想したのですが真実は如何に。

内裏雛(男雛・女雛)の並べ方

内裏雛の並べ方は地域によって違いあり、関西では向かって左に女雛・右に男雛、関東では向かって右に女雛・左に男雛を並べます。

松山文化伝承館

これは皇室の天皇・皇后の並び方が関係しているそうです。御所が置かれた京都では、向かって右に天皇・左に皇后が並んでいました。関西の人々はそのしきたりに従って内裏雛を並べました。ところが明治時代の終わり頃から西洋式のルールに倣って、向かって左に天皇・右に皇后が並ぶようになり、内裏雛の並び方も東京を中心に同様になっていったそうです。京都や上方(大阪)から北前船が運んだ雛人形は、その文化に倣って関西式なのかな?と思いながら見学しました。

田中家の押絵雛

人の形に切り抜いた厚紙に綿を挟んで衣装を着せるように布で包んだ押絵雛。平面からふくらみで立体的に見せる技法は、江戸時代後期に奥方の間で流行った手芸のひとつ・押絵がルーツとのこと。明治時代にかけて盛んになり、庶民の間にも広まったそうです。

松山文化伝承館

お人形さんの愛らしい表情に癒されました。

和紙人形‐源氏物語‐

今年の大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部の作「源氏物語」

松山文化伝承館

名場面を題材として制作された人形たちは、新潟県出身の創作和紙人形作家・佐藤芳涼さんの作品です。

見学の楽しみ方

大河ドラマ「光る君へ」堅苦しい古文の授業で感じたイメージとは違い、俳優さん達が現在に近い言葉遣いで演じられているので、私はスッと理解できています。その世界観をひな人形から感じながら見てゆくと楽しいのかなと思います。

松山文化伝承館について

松山文化伝承館
住所:山形県酒田市新屋敷36−2